ウェルカムボードを店舗で使う

お店や事務所、時にはクリニックなどの入り口の横に、かわいらしいサインボード、ウェルカムボードをよく目にするようになりました。雑居ビルに入っていたり、お店の間口が狭くて中の様子が判りづらかったり、気軽に入って行きにくい雰囲気があるなど、集客力をアップするのにこうしたウェルカムボードが大活躍しているのです。

たとえば会社のお昼休みに食事の出来るお店を探しているとき、いつも気になる雑居ビル入り口階段の小さな「喫茶・軽食」の看板。これだけでは階段をわざわざ昇って行く決心もつきにくいわけですが、その横にウェルカムボードがあって「ふんわりオムライス600円・ドリンク+100円」とか書かれていたら、今日は試しにここにしてみようか、となるわけです。うまくすれば「隠れた穴場」としてリピーターになってくれるかもしれません。

頑張って本格的なフレンチやイタリアンのお店を開店したのに客足がさっぱり、というオーナーさん、メニューやサービスの周知徹底は出来ていますか?「専門店は高い」というイメージに邪魔されて、せっかくランチサービスを展開しているのにお客さんがなかなか来てくれない、というときには、入り口ドアの横にウェルカムボードを置くだけで千客万来です。「本日のランチ」紹介と同時に料理の写真でも添付しておけば、わざわざ見本を店頭に出さなくてもメッセージは伝わります。むしろ毎日ランチメニューを日替わりで工夫している場合など、こうしたウェルカムボードで知らせる方が効果的な場合もあります。

ウェルカムボードは洋風のお店だけとは限りません。入り口がシンプルで中が判りにくいお蕎麦屋さん、お寿司屋さん、割烹居酒屋さんなどの場合、店頭のウェルカムボードにお品書きを掲示しておくだけで格段にお客さんが入りやすくなるのです。お品書きさえ見ることが出来れば、お客さんも大体の予算を頭に描いて気軽にのれんをくぐりやすくなるというわけなのです。特に、テナントで頑張っているお店の場合、簡単に入り口を改造できないこともあって、手軽なウェルカムボードが重宝します。

喫茶店、軽食レストラン、雑貨屋さんなど商品単価があまり大きくないお店では、新聞の折り込みチラシもちょっと手の出ないところでしょう。遠方の人には近頃ではブログなどで情報発信が可能になりましたが、店舗周辺を生活圏にしているご近所さんへのアピールというのが案外難しいところ。チェーン店なら目立つ「のぼり」やステッカー、立て看板が配布されるでしょうが、個人商店ではそれも大げさ…というときやはり活躍するのがウェルカムボードです。普段お店の前を通行する人は、案外こういう小ぶりな情報源も目に留めてくれるものなのです。

 

ウェルカムボードの参考情報  →  似顔絵ウェルカムボードについて - 【にがおえホームダイレクト】